アンコールはチケット代には含まれません

Rough"XXXXXX"石川公演

 

を経て、コンサートにおけるアンコールの意味を考えてみた。

 


舞台でうところのカーテンコール、ジャニーズ舞台でいうと、SHOWTIME、それです、それの話です。

 


前置きではないけど、石川公演に入る前にKing & PrinceのROT(RIDE ON TIM)を見て、岸くんと神宮寺さんが、堂本光一くんに「SHOWTIMEをやるのか?やらないのか?自分たちで決めて決断しなさい」と言われ、彼らが【SHOWTIMEを行う】と、自分たちで考え決断したのを見てから入ったからこんなことを思ったのかもしれない。

 

 

 

 


ちょうど1週間くらい前に、私のTLに

「とうとう本人達に声小さいって言われちゃったよ…スト担声出さなきゃ!アンコール出てきてくれなくなっちゃうよ!!!」

という呟きを多く見かける時があった。

 


Rough"XXXXXX"大阪夜公演のアンコールの際、アンコールの声が聞こえないからもっと出して欲しいという旨を、本人達から言われたらしい。

私はその公演に入っていないため、どういうテンションだったのか、実際どれほどの声量だったのか、どういう言い回しだったのか、どんな表情だっのか、そういったものはわからないので、そう言った"らしい"という情報だけを得ていた。

 


その後の岐阜公演ではアンコールの声はとても大きく、比較的すんなり出てきてくれた、というつぶやきも見た。

 


なるほど。

 


と思い、今日の石川公演に入った。

 


大体開演2分前頃からはじまるSixTONESコール、元気な声が響いていた。

主に多分1階の下手側中列くらいからの声、楽しい楽しいコンサートの始まりだった

 


そして、問題のアンコール。

 


モニターの映像が終わるや否や始まるSixTONESコール。おお!すごい!と思った。

アンコールで3曲を歌いはけていく6人、そしてすかさず始まるSixTONESコール

正直出てこないだろうな〜とは思いつつ、SixTONESを呼び続けてみた…出てきた!!!

あら、出てくるのね!と思った。

そんな彼らが言った一言が「声を貰えたら僕らは出てきますので」といった言葉だった。

 

 

 

ここからはちょっと本当に個人的な意見だし、ネタバレを含んでいるので、不快な人は閉じてくださいね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンコールって本当にファンありきの【声量問題】なのだろうか?

 

 

 

私たちは全員一律のチケット代を払ってコンサートに行っている。

1番前の真ん中の席も、1番上の1番後ろの端っこの見切れる席も同じ値段を払ってコンサートを観に行っているのだ。

 


舞台だったら、チケットの値段に見合ってなかったり、求めているクオリティ以上のものが提示されなかった時、スタンディングオーベーションはしない。

あれは【素晴らしいものを見せてもらった】と思った観客が、キャストに称賛を与える拍手なのだ。

たまに、スタンディングオーベーションする人いなかった…というつぶやきを見るが、あれだって、観客が『スタンディングオーベーションをしない』という選択をしているだけなのかもしれない。それを、スタンディングオーベーションしないとカーテンコールに出てきてくれないじゃないか!!!スタンディングオーベーションはどんなものを見てもするべきなんだ!!!という空気が苦手だった。そんなの勝手だろう。ただ、絶賛を送らなかったのなら早々に帰るべきだ。素晴らしいと割れんばかりの拍手を送った人たちだけが、カーテンコールを見る権利を与えられるのだ。

 

 

 

しかし彼らの今回のセットリストを見ると、アンコールありきの曲を組んでいるでしょ?と思った。アンコールはチケット代には含まれてないでしょ??

 

 

 

スタンディングオーベーションもだが、アンコールもそうだ、【しない】という選択肢を、見る側も持ってていいはずだ

 

 

 

それに対して「声が小さい」というのは、ちょっと私には違和感があった。

 

 

 

2018年のジャニーズJr.祭りで、アンコールがなかったことがあった。

最初アンコールの声が小さく、おたくがやばいと思って声を張った時には時すでに遅し、運営側はこの声ではアンコールにGOは出さない、と判断していた。

スタッフさんも「アンコールまでやると聞いていたんですが…」といっていたというのを、当時見かけた。

そして、次の公演で彼らは「アンコールの声があれば出てこれるんだよ」「やればできるじゃん」という旨の言葉を発していて、モヤっとした。

 


ジャニーズアイドルとそのファンという、ちょっと特殊な関係で出来上がっているステージだから、アンコール出てこないでもいいや〜という人があまりいないのは百も承知だが、

 


大多数の人間が⦅アンコールをしない⦆という選択をすることだってあるはずなのに

なぜいつも称賛を貰えて、出てこられるのが当たり前なのだろうか

 


【アンコールに出てきてもらえる】と【アンコールに呼んでもらえる】

 


は同じはずなのに…と思ってしまうのはおかしいのだろうか。

 


ステージに立つ者は、もっと見たい!これじゃあ物足りない!称賛を送りたい!と思わせるステージを作る責任がある。

そして、それは全て、一律のチケット代に含まれていると私は思っている。

難しいかもしれないが、最前列のお客さんと最後列のお客さんが同じ値段を払っているならば、同じ満足度を与えられるようなパフォーマンスが出来るようにしなければならないのではなだろうか?

 


もちろん、ステージを受け取る側も、アンコールに出てきて欲しい、もっと見せて欲しいと思ったなら、ステージを作ってくれた労力に見合う称賛を送らなければならない、届かなかったとしても、送り続けなければ次はないのだ。

 

 

 

2017年のSummer Paradiseの佐藤勝利くんのステージが1本の映画を観たような満足感に満たされてほくほくしながら帰ったのをよく覚えている。

最初からアンコールはしない、という選択をした彼は本当にアンコールは出てこなかった、しかし、最終日最終公演、ファンの声に呼ばれ出てきた。

そんなコンサートだって、ジャニーズだって、やればできるのだ。

もしかしたら他の日だって、死ぬ気で呼んだら出てきてくれたかもしれない、しかし各々が決断をして、アンコールがなかったのだ。

 

 

 

おたくの数だけ考えがあるように、アイドルの数だけ考え方があると思う。

けど、私はいつだってお互いに選択肢があることを忘れたくないな、と思う。

 


アイドルとおたくはきっとWin-Winの関係であるべきなのだ。需要と供給。消費者と生産者。どちらかがいなくなったって成り立たない関係。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、でも個人的にはチケット代にアンコール分は含まれないし、他人の力に胡座を描いて、声も出さない奴はアンコール見る権利なんてないから、出てくる前にさっさと荷物まとめて出てってくれよな😘といった気持ちで書いているよ