残された時間は90日


平成最後の夏に私の大好きなグループが1つ形を変えたよ、ってお話。

小学生の頃、まだ深夜番組でスカジャンを着て、多分まだデビューをしていなかった
関ジャニ∞というグループの錦戸亮さんと言う人を好きになりました。

最初は本当にかっこいいー!って言うだけで
完全なる茶の間。
お母さんからはコンサート禁止令。
ファンクラブにも入れてもらえなかったし
たまに買う雑誌とテレビだけが情報源。

今みたいに、ツイッターとかなかったし
パソコンも自分ではいじれなかったし携帯もなかった時代…
電話回線を使ってインターネットをしていたから
よくふみコミュでネット回線使いすぎて怒られていたのはいい思い出

ある日朝起きたら、内博貴未成年飲酒のニュースが流れてきて
ドラマが内くんから田口くんに変わって
呆然としながら、でも、子供だったから
そのうち帰ってくるでしょー!って呑気に構えて
NEWSでは名前が消えても、NEWS脱退と報じられても
そこに関ジャニ∞脱退の文字がなかったから
NEWSには戻ってこなくても関ジャニ∞には戻ってくると信じ切ってた
何より、大倉くんのレンジャーに書かれている8→1がある限り関ジャニ∞は大丈夫だと思ってた。
まだ8人の関ジャニ∞に会えてなかったし、いつか当たり前のように8人並んでる関ジャニ∞に会えるもんだと思ってた

初めてコンサートに行っていいよと許可が降りたのは中3の時の47コンで
地元に来るから、自転車で行くからって必死に親を説得した(懐かしい)(小雨が降る中本当に自転車で行った)
初めてみる生の錦戸亮ちゃんを始めとする7人の姿に
ただ、ただ楽しかったことしか覚えてない…
後にも先にも、1公演で声を枯らしたのはあの夏だけだったと思う

そのあと、東京ドームのステージに
8人で立ったことを聞いて
あ、このツアーが終わったらきっと内くんが帰ってくる…!やっと8人の関ジャニ∞が観れる…!
って思ったのを今でも覚えてる

それまでも集合写真を見ると当たり前のように8人いるかな〜〜って数える癖が
さらに8人を探し求めて加速してった夏だった。

長いこと関ジャニ∞の末っ子を待ってて
やっと研修生として戻ってくることになった内くん
辞めないでいてくれたってことは戻って来てくれるってことだと信じて疑ってなかった…

でも、ソロコンサートをやって私たちファンに見せたのは、7人とは別々の道を歩く姿だった…
あー、戻ってこないのか、って
消えた8→1も、出なくなった内くんの名前も
受け入れるまでどうしていいかわからなかった

そのうちえいとの末っ子は大倉くんになって
7人でいることが当たり前になって
なんで関ジャニ∞なのに8人じゃないの?って言われて
もう1人の存在がだんだん世間から消えていくのかすごい悲しかった

末っ子は大倉くんじゃないんだよ
大倉くんもすごいお兄ちゃんしてたんだよ!
って言ってもわかってくれる人がだんだん少なくなって

自分の中で明確に7人を受け入れたのは、きっとLIFEを売り始めた頃…
あ、A面バンドだ…ここに内くんの戻ってくる場所はもうなかったんだ、って思った
だから、私の中でLIFEは好きだけど、嫌いな歌。

色んな葛藤を乗り越えて、きっと7人でバンドを選んだ彼らが大好きで
バラエティーに貪欲で、アイドルとしても貪欲で
気付いたら音楽家にも一般人にも楽しめそうな音楽番組を持ってて
うわーー!!!!!この人たちどこまでいっちゃうのーーーー!!!!!!
ってここ数年は単純にワクワクしてた。

そんな中の渋谷すばる脱退の文字が並ぶ週刊誌。
関ジャニ∞についていけなくなった、ノリが好きじゃない、なにそれ??????
すばるくんが関ジャニ∞を辞めるわけないでしょ(笑)
あんなにメンバーのこと大好きなおっちゃんが辞めるわけない(笑)
って笑い飛ばしてたのに…

その日は宮城から夜な夜な運転して帰ってきて
5時過ぎに布団に入ったから次の日はずっと寝てよう〜〜って思ってアラームもかけずに寝たのに
ふっと11時に目が覚めて、ラインをみて血の気が引いた
友達たちの
「お願い、起きて」「今起きなきゃ後悔する」「でも起こさない方がいいのかな…」ってやりとりで何が起きてるのかわからなかったけどとりあえず寝ぼけ眼でテレビつけたら
疲れ切った顔をした6人が写ってて
なんて悪夢だ、って思った

私の好きな人たちが、真っ黒のスーツを着て、矢面に立っている…
たくさんのフラッシュを浴びて、たくさんの記者の前で
疲れ切った、泣き腫らした顔をしてそこに居る…

おたくって、火の気のない所に煙は立たないって知ってるのに
自分の好きな人たちがそんなわけないっていつも勝手に信じては、勝手に傷つくんだよね…

今回のすばるくんの決断に良いも悪いもおたくの決めることではないと思うからなんも言えないけど
私の好きな人たちの形が確実に今年また変わったんだなって思った


彼らはきっとすごい優しい人たちで
すばるくんのいないツアーに参加するかしないかは、私たちが決めていいって選択肢をくれた

おたくって自担の誕生日に現場があるのと同じくらい
自分の誕生日に現場があるのを喜ぶ生き物だと思ってて
私もありがたいことに2年連続誕生日にツアー初日の予定だった
ツアー発表された時にはもう、飛行機も予約してあったしホテルも予約してあった
あとはツアーを申し込むだけ…

正直色んな葛藤もあったし、意味もわからない涙が流れることだってあった
でも、残った気持ちが関ジャニ∞が好きってことだけで
内くんが抜けたことで、形が変わってしまったのとはわけが違うって
一緒に再スタートするチャンスを貰えたんだ
じゃあ、私はそのスタートに立ち会いたい
って思いだけで北海道行きを決めた。

全てに最後の出演と謳われたテレビ番組もなかなか見れずに、やっとの思いで見たのは関ジャムだけだった
これだけは、リアルタイムで見なければ、って思って
涙で歪んだりしてたけど、1秒も見落としちゃいけない、って必死に必死にテレビに張り付いてた

2018年7月15日にサッポロドームに行った
入場して、まず目に入った3本のスタンドマイク
あー、本当にすばるくんはここに来ないんだ
別々の道を歩くんだ…って涙が出てきた
悲しいわけじゃないし、辛いわけでもなくて
ただ、ただ、寂しかった

青色の亮ちゃんが頑張ってMCを回すのが可愛くって大好きだった
でも、違うね
黄色い亮ちゃんは、もっと甘えたでいて欲しかったな、とか
あー、すばるくんの穴を埋めようとしてるのかなとか
色々考えてしまって、コンサート本来の楽しみ方ができなくて
ずっと泣いてしまって、本当に申し訳なかったなって思った

内容は、まだツアー終わってないし、もしかしたら東京で感じ方が変わるかもしれないから書かないでおく…

6人での関ジャニ∞が今日始まったんだ
じゃあ、私はまたこの6人に置いて行かれないように
必死に必死に追いかけて行かなくちゃ
って思えた北海道だった

まだ開けられないGR8ESTも
まだ見れない最後の出演番組たちも
たくさんあったっていいじゃんって思ってる
きっと彼らは
そんなおたくの背中も丸っと押して前に進んでいってくれると思う


大好きな人たちの形が変わっても
大好きな人たちが変わるわけじゃない
関ジャニ8の存在を知ってから
15年見てきたことに、きっと嘘はない
これからもずっと見ていきたいと思わせてくれた彼らにもらった平成最後の夏は

平成の中で1番泣いた夏だったけど
1番大切なものを再認識させてくれた夏だった


どこにいたって関ジャニ∞


呼ばれなくなったEighterの名前が
ドームに突き抜けるような繊細で心に刺さる声が聞こえる気がした夏だったよ、


4月15日から7月14日まで
日本各地で、はたまた外国のどこかでeighterみんなが、きっと渋谷すばるのことを考えた
1番長くて1番短い90日間
ずっと真っ直ぐにアイドルでいてくれてありがとう


最高で最強の関ジャニ∞!!!!!!!!

8→1